当たり前に動いてくれていた道具が使えなくなると普段のありがたみを実感します。

我が家では今年に入り洗濯機が動かなくなりました。

かれこれ5年前に買ったドラム式洗濯機が、みたこともないエラー番号表示を出し、脱水の途中で停まってしまったのです。脱水再開を試みても全くドラムが回ってくれない。

5年で?と驚きはしましたが、毎日2回洗濯機を回すヘビーユーザーの我が家。

洗濯物の種類によっては脱水に通常の倍近く時間が掛かっていたり、脱水エラーで停まり脱水再指示することが度々起こってはいたのでした。

今回ばかりは完全に動かない。。。慌てて修理依頼しました。

次の日には原因になっていたベルトの部品交換を行い、無事に使えるまで復旧しました。
この素晴らしい有難い企業対応は本当感心してしまいました。

またまた違う日。

2年前まで遡りますが、灯油式の給湯器にエラーが発生しました。

このとき、築12年目位。お湯が出てこない。。。なんの前触れもなく、突然でした。

しかも、ちょうどその頃は全国の設備機器メーカーで半導体部品不足が起こっていて、ボイラーは品薄状態という時期。

例に漏れず、我が家もすぐに給湯器が手に入らない。

設計業をやっていたってもちろんそんなの関係ありません(笑)あえて言うならばボイラー不足な状況が分かっていたから諦めが秒でついたということくらいでしょうか(笑)

新しい給湯ボイラーが手に入るまでの1ヶ月くらいかかるとの事で、銭湯通いを実施。

元々温泉好きだったし、娘は風呂上がりのいちご牛乳の美味しさを覚えましたし(笑)、結果的にそれはそれで楽しい思い出になりました。

しかし、家でお風呂に入れる便利さが復旧したら、夜ご飯後に車15分も走らせて銭湯通うというバタバタとした生活にあえて戻りたいとは思わないものです。

新しい給湯器が設置され蛇口からお湯が出てきた時は、まるで新しい文明にであった原始人のように感動しました。

身を持って実感した「家の設備はいつか故障する時がやってくる」という事実。

今回交換した給湯ボイラーもまた10〜15年くらい先に故障案件はやってくるでしょう。

新築でも改修でも作り初めの時は全体の工事費イニシャルコストが話題の中心だけども、設備の修繕も家にまつわる費用の一部。

更新費用のこと、交換時の動線のこと、これらのことも新しい暮らしを組み立てて行く時に意識したいことの一つと考えます。

それを忘れてはいけないと思い出したのでした。