ここ数日、夜中からの雪が降り納まることなく雪が積もり続けていた北海道札幌市。
除雪業者さんが夜中頑張ってくれていてとても有難いかぎりです。

それでも日中も降りに降り続け、中通りの道路はひざ下まで積もっているところもありました。
住宅街にある我が家も例外ではなく、家の前は比較的細道の道路。
車高が高く小回りの利く我が家の車ジムニーの底力を実感する日々です。

そんな北海道札幌市なので、冬は積雪で発電を期待できないよねと、これまで消極的に感じていた太陽光発電。
とはいえ、全国的な動きにもなっていますし、近年の北海道での動向はどうだろうかと気になりはしていたのでした。

そんな中、昨年末、ちょっとしたきっかけがありまして、
我が家に太陽光パネルを載せたらどうなるのか、太陽光発電の電気代シュミレーションをしてもらうことになりました。
(ちょっとしたきっかけ、というのは、家族で出かけたお店の催事で目に留まり、話を聞いてみることに、、、という、なんとも流れるままにのきっかけ。娘はキャンペーンの風船をもらって喜んでいました(笑))

後日、我が家にお越しいただき、我が家の屋根面積、立地状況等詳しく問診を受け、年間の電気代も提出し、電気代シュミレーションしていただきました。

年が明け、先日シュミレーション資料を持ってきてくださったのですが、
結果は、、、、設置費を加味しても、年間通して考えると電気代がこれまでよりマイナスになるという驚きの内容に。
「ええ?!」

設置費はパネル損害補償のついた15年ローンでその月々の支払と、導入後の電気代(自家消費電力量、売電、買電をシュミレーション)とを比べたもの。
もちろん雪が積もっている期間は発電しないという条件で。
29年間分の気象庁の平均日射量データにより発電量を推測しているとのこと。
お帰り頂いた後、少し意地悪にみて(すみません)、パネルに雪が乗っている期間が延びたとして試算もしてみましたが、それでもまあ年間安くなりそう。
あくまでもシュミレーションではありますが。

どんな家でも電気コストが安い結果になるかというとそうではなく、
我が家は良い要因が重なっていたとも言えます。

■現在は無落雪屋根ですが、屋根傾斜が庭に向かっているため、今後、屋根の雪が落雪してもほぼ問題はない。(娘の冬遊びは他で確保する(笑))
■東向きではあるけれども屋根面積63m2程度とそれなりにあるので、パネル面積がとれる。(どれくらい載せるかは判断ですが)
■屋根面が周りの家の窓から見えてしまう高さではなく、太陽光パネルの光反射は嫌がられない。(低反射のパネルもあるそう)
■夫婦ともに自宅で仕事をしている。(かつ娘の成長に伴って電気消費量も多くなる可能性は高い)

ただ、現在、我が家は、
■調理:ガスコンロ
■給湯:灯油ボイラー
■暖房:灯油ボイラー、セントラルヒーティング

という状況で、仮に太陽光パネルを載せたとしても、
オール電化にするかというとそうではない。
コンロの火は欲しい派であるし、給湯ボイラーも昨年交換したばかりなので、すぐにというわけではない。。。
実際の発電量はどうか、自己消費がどのくらいできるかに加えて、設備の修繕頻度に関わるコストも考えていきたい。


しかし何より、近年の世界情勢、光熱費高騰や災害もあり、化石燃料だけに頼ることなく、
自分の家でエネルギーを作れるということは本当に心強いと思います。

北海道ではいまのところ、関東関西で話題の昼給湯沸き上げて太陽光発電の自家消費量を増やす「おひさまエコキュート」のシステムはなく、
今後を考えると蓄電池も必要か、、、悩むところです。

北海道では壁につける太陽光パネルの事例も増えてきていますが、屋根に載せた場合でこの結果とは、、、、
どんなに良いものでも家計を圧迫するなら選択できませんが、太陽光発電は必ずしもそうではないと分かった今回。
とにもかくにも、太陽光発電、北海道でも立地条件が合えば、検討する余地は大いにあると身に沁みました。

そうです、きっかけをくれた催事の風船、どうもありがとうございました(笑)
今後、北海道での太陽光発電も動向注視していきたいと思います。

→その後のこと