2025年の北海道は雪が降り始めるのが早いですね。

暖房機器の運転も始まる11月。

お引き渡しから2年が経った「小さな土地の2階リビングの家」へ。

暖房ボイラーはプロパンガスのエコジョーズで、暖房はパネルヒーターによるセントラルヒーティングを採用しています。

「全館暖房」お家全体を暖房する考え方で設計したお家です。

セントラルヒーティングは暖房ボイラーで温められた不凍液がポンプで圧送されることで各部屋に暖かい熱を行き渡せる仕組みですが、何かの不具合で暖房配管内の圧力が基準値よりも低くなってしまっているとこの圧送がうまくいきません。

新築から3回目の冬、本格的な暖房シーズンが始まる前に設備屋さんが確認に来てくれました。

圧力計は暖房が停止している状態で0.06MPs程度。

基準値内とわかり、建て主さんもほっと一安心されていました。

でもせっかくですから、この機会に少しだけ圧はあげておくことに。

不凍液をポンプで入れつつ配管内のエアも抜いてほんの30分程度で完了。

パネルヒーターが温まらない等の問題がなければ意識することのない暖房ボイラー周りですが、シーズン初めにこうして圧力計を確認しておくと安心ですね。

確認しようと思った時に億劫に感じない位置に計画しておくことも必要なことだと考えて、普段意識して設計をしています。

冬シーズン3回目のこの冬も、建主さんがお家ぬくぬく生活を引き続き楽しまれますように。