新築の補助制度の再開ニュース

工事費の検討は、新築、改築、改修、何においても頭を悩ますことのひとつ。

毎回色々と試行錯誤しながら進みますが、条件が合えば補助制度を利用することもあります。

2023年度に行われた新築の補助制度といえば「こどもエコすまい支援事業」。
こちらは昨年に続き人気の補助制度で9月下旬で補助終了に。

10月に入り、補助再開検討のニュースがありました。
国土交通省は、18歳以下の子供がいるか、親のいずれかが39歳以下である世帯を対象に省エネ性能の高い住宅の新築支援を再開する方向で検討するという内容。

おそらく今年実施されたものと同様な内容かなと想像されまますが、
2023年度に行われた「こどもエコすまい支援事業」というものは、
子育て世代が建設するもので、省エネ性能がZEH水準以上の建物において条件が揃えば、補助金100万円を得られるという内容でした。

建物の省エネ性能がZEH水準以上とは、断熱等級(断熱等性能等級)5以上、一次消費エネルギー等級6以上ということを示しています。

小さな土地の2階リビングの家の場合

2023年9月に竣工した「小さな土地の2階リビングの家」でも、ZEH orientedを取得しましたのでこの補助制度を利用。

多雪地域(垂直積雪量100cm以上)では再エネ設備を必要としない、ZEH orientedというZEHの種類があります。
同様に断熱等級(断熱等性能等級)5以上、一次消費エネルギー等級6以上という条件です。

札幌市で断熱等級5以上であるためには、断熱性を示すUA値(外皮平均熱貫流率)が0.4W/m2K以下である必要があります。
「小さな土地の2階リビングの家」のUA値は0.28W/m2Kでしたので、十分クリアに。

なお、断熱等級6のUA値は0.28W/m2K以下という条件なので、「小さな土地の2階リビングの家」は断熱等級6であるとも言えます。
「小さな土地の2階リビングの家」では、基礎断熱100mm厚+壁断熱(高性能グラスウール16K)合計210mm+屋根断熱(吹込みロックウール65K)330mmという構成にしていました。

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もう一方の一次消費エネルギー性能。
こちらは20%以上削減するという条件でしたが、「小さな土地の2階リビングの家」では22%削減でクリア。

BELS申請時は、照明器具によっては明かりの様子を考えて部分的に白熱電球の利用ももしかしたらあるかもしれないと思い、各部屋で白熱電球使用ありという設定で申請していましたが、実際の暮らしでは白熱電球はダイニングライトの一灯のみ。
この一灯も照明器具に付属していた電球が白熱電球だったからですが、電球入れ替え時にはLED電球にする可能性もあります。

また他にも水栓も節湯式のものなども使用していますが、これらも考慮せずの申請に。

万が一変更の可能性のある部分は省エネ性を見て置かないでおこうと考えての申請だったため、完成後、実際はより一次消費エネルギー量も下がっている内容になっています。

ニュースを受けて

補助再開のニュースでは、国土交通省は、18歳以下の子供がいるか、親のいずれかが39歳以下である世帯を対象に
省エネ性能の高い住宅の新築支援を再開する方向で検討すると報じられています。

また、北海道のHPでも、住宅に関する補助制度の情報を公開していました。

2023年度も後半なので募集が終了しているものもありますが、地域別に分かれていてわかりやすそうでしたので、こちらでご紹介。
来年度に繋がるものもあるかもしれません。参考までにでした。

今回のニュースの補助制度は、子育て世代のことについての内容でしたが、
もとの考えとしては性能の良い建物が蓄積されるための補助制度であると思いますので、
今後子育て世代に関係なく、幅広く、性能の良い建物が増えていくような仕組みがより進んでいってほしいなと改めて考えています。

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