自然と手に取る回数が多いもの、暮らしの中にはいくつかあるように思います。

私自身のことでいえば、思うのは、、、

■その昔職人さんが使っていたのを譲り受けた無垢材で作られた机や椅子
■お酒が美味しく感じるスタンダードな形のガラスのグラス
■プレゼントで贈られた陶器の白いコーヒーカップ
■手にしっくりとなじむ筆記具

など思い出と共にいろいろと思い浮かびますが、どれも奇をてらった形や素材のものはありません。
手に触れた感覚がしっくりとくる、飽きのこない、ごくシンプルなものが多いように思います。

そして、どんな変化においても許容してくれる素地があるものに感じます。
たとえば、ごくシンプルな白色の丸皿は、どんな食事にでも合わやすいので重宝しますし、また、盛り付けによって雰囲気をガラリと変えられる楽しさがあります。

居続けたい場所を考えるときも同様なことが言えるのではないかと私は思っています。

手になじむ素材が毎日触る床や家具に使われていたり、年月の変化を味わいとして受け止められる素材や色が使われていたり。

または、景色と相まって居心地よく感じる広さや天井高さが考えられていたり。

その空間が長く使われてほしいからこそ、そのような素材や形をご提案していくことを大事に考えています。